いつもトップレスで泳ぐ少女が、ビキニを着たくないとゴネる話。
想像以上にパワフルな少女で、鼻血が出てもお構いなし。同年代の男子と遊ぶのが何よりも楽しくて、そんな感じだから周りとの違いに敏感になるのはよく分かる。
どういう結末になるのかなと思ったら、最終的に想像よりも欧米的なノリでこの問題を解決していて、微笑ましい気持ちになりました。
ただ、子供ならではの感情の置きどころの難しさも結構感じる作りで、メッセージ性としては、セリーヌ・シアマの『トムボーイ』に共通するものがあるように思う。
この作品はショートでコメディだから、なんだかんだポップに仕上がっているけれど、一方で、大人はこういう時どういうふうに寄り添うのが正解なのかなー、と考えたりもした。
最後のアレは誰のアイディアなのか分からないけれど、とにかくその友情は末永く続いてほしいものです。