雰囲気の良い映画でした
九龍城の共同体が素敵すぎます
主人公も良かった
顔は三又又三っぽいが雰囲気は高倉健っぽい感じで
泥臭くてカッコイイ、どことなく昭和のスターな匂いもしました
前情報で、この映画はあちらのコミックが原作で
少年ジャンプロジックな作りだと聞いていましたが
そんな事も無く、
少年漫画っぽいのは、鋼の体になる男だけで
後は普通の香港肉弾アクションでした
以下薄っすらネタバレ↓
アクションは満喫できましたが
ただ惜しかったのは、主人公の強さのルーツがわからない所
これは香港映画全般に言えますが
主人公だけでなく、何となくみんな格闘技を使い、
みんなそこそこ強いのが謎(笑)
主人公が他の人間と、どう違う強さなのかの設定は欲しかった
難民という設定でしたが、格闘技を身に着けた経緯が欲しい
ついでに言うと、私的には、降って湧いたような、唐突な
主人公、仇設定も何か雑であまりしっくりこなかったかな
あと、同じ様な事ですが
主人公達は一度やられて、再び立ち上がりラスボスと対峙するのですが
再び立ち向かうための裏付けも欲しい所です
主人公たちが
特に何か、訓練する訳でもなく、武装強化する訳でもない
こういうのがないと一度破れた敵を倒す根拠がないままなので
強さに説得力がない
主人公の仲間も、一度打ちのめされた状態で
むしろボロボロのまま再戦しているので
それで強いなら、以前の戦いではもっと強かったはずです
あとは、先にも書いた
鋼の体になる男だけが特殊能力を持っているので
格闘映画の設定としてバランスが悪い
人間対ミュータントみたいなストーリーでもなかったですしね
主人公も何らかの気功術を手に入れるなりしてから
ラスボス戦に挑んだ方が
バトルもスッキリしたと思います
そこさえしっかり描けてれば
文句なく面白かったと思います
PS
そして、見間違いでなければ
エンドクレジットで、音楽で川井憲次も参加してたみたいですね
日本人キャストも居たようで
モニカにダンシングヒーローに
何か変な雰囲気もあった映画でした(笑)