咲

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦の咲のレビュー・感想・評価

4.2
密航者として香港にやってきた主人公が、黒社会から逃げるために九龍城砦に辿り着き、更なる抗争に巻き込まれていく話。

王道ストーリー、わかりやすく中弛みしない展開、絞られた数のメインキャラで、とにかく見やすくて面白い。戦闘・暴力描写が苦手じゃなければオススメ。アクションシーンはよくある「クリティカルヒット前のスローモーション」とか無く高速の打ち合いがメイン。結構尺とってるし目は疲れるけど、その分迫力がある。

主人公もちゃんと強いし熱いし良い奴なんだけど、九龍城砦で出会うメンツが最高。頼れるイケメン信一、クールで優しい四仔、陽気で真っ直ぐな十二少、バランス満点。お面つけて懲らしめるシーンはニヤニヤが止まらない。
皆激アツなんだけど1番は龍兄貴。眼差しも力強さもボスとしての背中も九龍城砦の長としての頼れる姿も本当にかっこいい。
大ボスは強いのに見た目で何か可愛く見えちゃったし、王九はムカつくし大嫌いなのにバキバキのアクションには見入ってしまう。キャラ一人一人の魅力が濃い。

香港映画及び中華アクションものを見慣れてないからこそ新鮮に楽しめた可能性もあるな。痛そうな描写が基本苦手なんだけど、もう少し色々見てみようかな〜と思わせてくれた作品だった。
咲