尿道流れ者

女囚さそり 第41雑居房の尿道流れ者のレビュー・感想・評価

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)
4.0
凄い。日本版エルトポというかなんというか。色んなジャンルを統括した凄さ。梶芽衣子の美しさしか人に勧められるポイントはないが、変な映画が好きな人は絶対気に入る。
女囚の脱走物だが、途中からマッドマックス的な雰囲気になってきて突如怪談っぽくなる。これのなにが良いって最終的にたいした伏線になるわけでもなく、ただおどろおどろしいだけってとこ。怨みのこもった包丁を受け継ぐけど、だからと言って特になにかあるわけでもないし。バスジャック後は特にハチャメチャで素晴らしい。こういう照明が派手で鮮やかな映画は本当に好き。片桐はいり似のおばちゃんが鏡を割るシーンは爆笑。