女囚さそり 第41雑居房の作品情報・感想・評価

「女囚さそり 第41雑居房」に投稿された感想・評価

Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

3.6
女囚さそりシリーズ第2弾。
前回のような陰湿感は薄めで物悲しいので少し物足りないが、白石加代子の怪演に惚れる。女囚の中でも一際ヤバいやつ。
小林稔侍は役を変えても笑える情けなさでホッコリ。

このレビューはネタバレを含みます

沈黙のさそり

監督も同じ続編映画にも関わらず、白石加代子の熱量で前衛舞台を観ているような感覚に陥る映画。

だが、梶芽衣子が睨めばやっぱり「さそり」なんだなって思う映画でもある。
shibamike

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3.5

このレビューはネタバレを含みます

見所だらけ(笑)

自分的に本作のMVPは看守役の小松方正。
インパクト大のシーンは小松方正の顔面パンスト。さそりちゃんが小松方正に凌辱されるシーンにて、小松方正がパンストをエイヤ!つって被るのだが、凌辱どうこうよりも小松方正の顔面パンストの破壊力がちょっと類を見ない絵面の強さ。パンストで皮膚が伸びきったあの顔面を至近距離で見たら、凌辱された事実よりも、あの顔面のインパクトでPTSDを発症する気がする。
昔、テレビ東京で放映されたテレビアニメ「ポケットモンスター」のポリゴンが登場した回にて、眩しい光の連続で全国の少年少女が体調不良を訴えるという事件があったが、この小松方正の顔面パンストも引けを取らないと思う。新文芸座のおっさんおばはんが体調不良を訴えるかも。

あ、それで結局小松方正は、さそりちゃんや女囚達に殺されるのであるが、この殺されっぷりがまた輪をかけて凄い。
全裸で血まみれはまだ良いとして、股関に思いっきり丸太を垂直に叩き込まれて白目という絶命の仕方。「笑うな」という方が無理である。顔面パンストの自己記録を自分で塗り替えるアスリートの鑑。

小松方正の他にも本作では、法務省のお偉いさんが女囚達の前で恐怖の余り、腰を抜かして失禁したり、いつの時代なの?というような強制労働(岩を運ぶ(笑))があったり、女囚達の罪の説明が唐突な時代劇調であったり、何だかよくわからないけど無駄な要素が多めで非常に良い!
制作陣の頭のネジは確実にゆるんでいる。室田日出男の安定感もバッチリ。

さそりちゃんは他の女囚6人くらいと今回脱走するのだが、女囚のリーダー格がまたこってり油っこいキャラ。ちょっと女子サッカーの澤穂希選手に似ていると思った。

終盤、バス旅行中のおっさん達が登場する。バスの中で酒盛をして、おっさん達はお昼にも関わらず、すでに出来上がっている状態。話の内容も猥談ばかりなのだが、その猥談の中に「戦時中、クーニャンを婦女暴行うんたらかんたら」というのをギャーギャー笑いながら発言しており、引く。
そして、このバス旅行中のおっさん達は女囚の一人を凌辱し、その後川に捨てて殺すという鬼畜っぷりも見せる。

他の登場キャラのアクが強すぎて、肝心のさそりちゃんが若干影薄い感もある本作。とりあえず、自分を見捨てた女囚達にきっちり怒りの復讐はするが、最後に澤穂希の優しさに触れて心をカパッと開くさそりちゃん。それにしてもゴミ捨て場での撮影は激臭の中、撮影だったのだろうか…。

最後の最後には、さそりちゃんお得意の憎き警察(渡辺文雄)にきっちりお礼参りするが、その時のさそりちゃんファッションがマジでイカす。銀河鉄道999のメーテルっぽい感じなのだが、リアルの人間であんなに似合う人、中々いないのでは。あと渡辺文雄しぶとすぎ。刺されてから、どんだけ歩くのか。

序盤の小松方正のお目汚しを最後の最後にさそりメーテルで眼福に浴することができ、ギリギリセーフ。

ポリゴン事件とは結局何だったのか?
梶芽衣子映画祭
@新文芸坐

女囚さそりシリーズ見るたびに思うけど、カメラワークとか映像表現が前衛的すぎてこんなの観たことないシーンや記憶にこびり付くカットが多くて笑う。
Hagiwara

Hagiwaraの感想・評価

3.3
さそり第二弾。
雑居房とタイトルにあるが、今作は女囚6人と共に大逃亡。
女囚たちの顔つきが一癖も二癖もあり個性的。特にリーダー格の白石加代子の顔芸、というか怪演がひときわ個性を放つ。
そんな中でひたすら眼光鋭く、一言もしゃべらない梶芽衣子。
超キャラ起ちしています。
なぶられたり凌辱されたりする主人公ですが、一作目は恨みを蓄積しての観客の感情移入があったのですが、今作は何か超越した感じでナミ(梶芽衣子)の存在はホラーでさえある。
後半、ナミの初めてしゃべるセリフが
「私を売ったね・・・」

やっぱりエコエコアザラクの黒井ミサに通ずる怖さじゃあるまいかw

舞台転換や照明効果、カメラワークなどの野心的手法は一作目を踏襲した感じ。特に心象風景的な演出が増え、印象に残る絵画的カットも多い。
また当時のロケーションも、今ではあまり見られないような廃墟や炭鉱あとなどが新鮮で無国籍感すら漂わせる。

制作は72年なので安保直後。この時代、やっぱり権力は巨大な悪として描かれる。刑務所の所長が超極悪だし、平気で囚人を殺す無法地帯。
ショッカーにしか見えない。
フィクションだけど、色々凄すぎて今の時代じゃ作るの難しいと思われる。
今の時代から見ると粗もあるのだけれど、凄まじいエネルギーを感じる作品。
権力に抑圧される女の話である以上に、囚人服にポンチョを着た女囚達と目の潰れた署長との、けものの部屋と同じく異形の人々のお話
片目の署長はあくまで法が介在しない私怨による殺害法を選び、けものの部屋の成田三樹夫と同様に異形同士の強い因縁が描かれている
それだけに、さそりと署長との、異形の者同士、都心での復讐は痛烈、まあ、その時さそりは囚人服ではないんだが、梶芽衣子は存在すらが異形なのか
だけど映像が観念的すぎて、ついていけないところがあった、ラストも解放という意味で強烈ではあったが、難解
ysak

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3.1
一作目より予算増えた分、ストレンジ感と今だとコンプラ的にアウトな要素が増加してる。まぁ、楽しいけど。
tomo

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3.5
Huluにて鑑賞。存在感だけで映画として成立させる、梶芽衣子さん凄い。
MakiMinami

MakiMinamiの感想・評価

4.3
なんで今これを?と、
huluかけっぱなしで
勝手につながったので、
つい見てしまったら、
なんと(((((゜゜;)
凶悪なシーンの連続。
今ではこんなことできない。
クレームの嵐になって、
上映中止ですよ。
禁語も満載。
文化が発展して、
経済的に豊かになると
残酷さがなくなるんですね。

女優さんたちの体当たりの演技に感動。
海外で大人気映画だそうで、
タランティーノ監督も
梶芽衣子ファンだそうです。

梶さんの美しい目力に
やられてしまいました。
よく走ったなー。

身毒丸の白石加代子さんの
怪演もすごい!
凶悪な女囚人たちと、
バイオレンスな男たち。
怖いわーこの映画。
nori007

nori007の感想・評価

3.6
今回のメガ盛り感がハンパない。序盤からして梶芽衣子さんが一年間地下の雑居房に入れられた状態で、いきなり消火用のホースで放水。初っ端から無茶振りという。梶さんご苦労さまです。
今回は、囚人もそうだが、看守、警察官、一般市民でさえもう登場人物全員悪人と言っていいだろう。そのクズどもがやらかす無茶振りがもうカオスである。これは純粋に当時のアバンギャルドな映画表現として受け止めよう。
そして今回はロードムービーとなっている。その道中には不気味な老婆が現れたり男も女も蹂躙されるという、もうねわけわかんねっす。
滝が真っ赤な鮮血の色に変わるところなんて、現在のスプラッターもびっくりだぜ。

終盤には、まだ京王プラザホテルしかない新宿西口に現れるさそりさん。かっこいいっす。
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