女囚さそり 第41雑居房の作品情報・感想・評価

「女囚さそり 第41雑居房」に投稿された感想・評価

nori007

nori007の感想・評価

3.6
今回のメガ盛り感がハンパない。序盤からして梶芽衣子さんが一年間地下の雑居房に入れられた状態で、いきなり消火用のホースで放水。初っ端から無茶振りという。梶さんご苦労さまです。
今回は、囚人もそうだが、看守、警察官、一般市民でさえもう登場人物全員悪人と言っていいだろう。そのクズどもがやらかす無茶振りがもうカオスである。これは純粋に当時のアバンギャルドな映画表現として受け止めよう。
そして今回はロードムービーとなっている。その道中には不気味な老婆が現れたり男も女も蹂躙されるという、もうねわけわかんねっす。
滝が真っ赤な鮮血の色に変わるところなんて、現在のスプラッターもびっくりだぜ。

終盤には、まだ京王プラザホテルしかない新宿西口に現れるさそりさん。かっこいいっす。
二兵

二兵の感想・評価

4.7
こんなにカオスでパワフルでクレイジーな映画は久々に観た。

観念的或いは神秘主義的なシーンも幾つか存在するが、一見脈絡の無いカットの様に見えても、若き梶芽衣子の凄まじい目力による説得力で、全てを繋ぎとめ、一つの映画として成立させてしまっている。
これぞ、怪作と言わずして何と言おう(無論、良い意味でですよ)。『マッドマックス2』のメル・ギブソン然り、ナミは台詞が無くとも存在感だけでも周りの全てを圧倒する。

何かに取り憑かれたかのような白石加代子の怪演も見どころ。

終盤、梶芽衣子があの格好で出てくる所は、"いよッ、待ってました!!"と言いたくなる(笑)。

映画としての、この濃厚さ、過激さ、奔放さが、タランティーノや園子温にも多大な影響を与えたのだろう。

40年以上前の映画だが、今観ても十二分に楽しめる。

梶芽衣子の美貌と目力と歌声、映画全体に迸る狂気に酔いしれろ!
映画男

映画男の感想・評価

4.2
女囚さそりシリーズ第二弾。これもおもろかった。もはや芸術映画と呼べる世界観。
AnriKimura

AnriKimuraの感想・評価

3.5
姥捨婆召喚シーン笑える。前作よりも演出過多 白石さんの鬼の形相!
なんとな~く見始めましたが、かなり面白い(笑)。昔の映画だからなのかわからないけど、いろいろ可笑しい(笑)
あと、梶芽衣子さんが驚くほどキレイ。
くそ面白い!
まだスプラッターアクションの域にあった前作を軽く引き離すカルトぶりにビビる。
女囚たちの舞台的心理演出はまだ前衛的なだけだが、老婆が小屋をぶっ壊して召喚されるシーンは本当に何なんだ…?
老婆の存在も梶芽衣子に包丁を渡すだけだし何であんなに気合はいった登退場の演出がなされているのか意味不明すぎて最高である。
こんだけ奇っ怪な画面なのに喋らぬ梶芽衣子が一人で映画を繋ぎ止めてるのもヤバい。

死にかかった白石加代子を梶芽衣子が支えて歩くシーンが珍しくエモくて良い。
極悪人同士殺しあった二人なのに、社会から弾き出された存在として微かに共鳴してしまうとこに泣く。

今回もあって嬉しい暗殺パート(あの服装好きなんです)はちょっとホラーじみてた。
木の影に梶芽衣子が立っているとこは普通に怖い。
yoruichi

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3.2
前作よりゴージャスな黒装束に変わる。やはりかっこいい。かなり過酷なシーンが多く 子供の扱い方や危険な台詞があって ハラハラする。演出の濃さが ホラー笑。喋らない梶芽衣子の存在感とドライアイが心配になる眼力、凄すぎる。
Pistolstar

Pistolstarの感想・評価

3.2
何とも怖い。。
作り手の意図が読めないのが根元的な怖さを感じさせる。
表現主義が浄瑠璃や姥捨山などの伝統文化に行き着いた。所々ホラー映画にも見える。何と言ってもラストの包丁バトンリレーが凄過ぎよ。
相変わらずキマってる。
笑っちゃうくらい表現が前衛的かつ過激すぎる。