ロードショーで鑑賞、2024年 塚原あゆ子監督作品 117分。パリ、レストラン「グランメゾン・パリ」はミシュランで2ッ星を維持した。シェフは独善的な尾花(木村拓哉)。アジア人故になかなか「最高の素材」が仕入れられない。そんな中、「次回ミシュランで三ッ星にならなければレストランを明け渡す」ことになってしまう。苦悩する尾花。考えを改め、スタッフ14人の力を結集し、それぞれの出身国の素材も取り入れて「手のかかった尖ったコース」を創り上げ、三ッ星シェフも唸らせる。ありがちな展開ではあるが、達者な役者と手堅い演出で魅せる。市場での仕入れのエピソードも良い。フランス料理もそれは美味しそうに映し出される。