主人公の野良猫はポートレートが得意な売れっ子写真家。 しかし、撮影現場でモデルが突如死んでしまい、野良猫に撮られると死んでしまうという噂が広まる。 仕事のなくなった野良猫は、行きつけのバーで新宿鸚哥というポールダンサーの噂話を聞く。公演中に観客が死に、人前で踊ることを辞めたらしいと、、、 自分と境遇が似ている新宿鸚哥に強く惹かれた野良猫は、現実と虚構を彷徨いながら、新宿鸚哥を見つける。そして、鸚哥の踊りを目の当たりにし、人の死を目撃する。野良猫は自分の命を天秤にかけてまで写真を撮ることが大事なのか、その覚悟が今の自分にあるのか、自問自答する。果たして、野良猫は新宿鸚哥を撮ることができるのだろうか。