クレア・フォイの長編映画デビュー作(TV映画)。いきなり助演で存在感発揮してた。
主演はアンナ・マックスウェル・マーティン。

サラ・ウォーターズの小説「夜愁」の映画化とのこと。
第二次大戦後の1947年、心に傷を負った同性愛者の話かと思いきや、1944年、1941年に遡り、激動の時代に生きる彼女たちに何があったのかが描かれる。時系列を遡ることにより、ほんのりミステリー風味がある。

同性愛者への偏見、社会的孤立、不倫を織り混ぜながら地味にいろんなことが起こり意外と面白い。

ヘレンの弟ダンカンが刑務所にいた理由は何なのか、時系列逆順の恩恵もあるけどこのトーンでいって終盤にアレ持ってくるかと思ってしまったよ。

そんなエピソードもありつつ、メインは激動の時代に生きる女性たちの姿を描いたものかなという感じ。

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