鑑賞記録
炎上系配信者として活動していたショーンは、過激過ぎる企画が原因でアカウントを停止されてしまう。全てを失った彼は、復帰企画として何人もの死者を出した“いわくつきの館“でライブ配信を行い、再起を試みる。現地へ赴き、視聴者に煽られながら、物色したら取り返しのつかない事態へと発展し...というお話。
海外受けも良く、個人的に2024年の大本命の一つとして予告編から期待していた作品。
POV系映画として、ありがちな設定やストーリーだが、本作はその部類から一つ頭を飛び抜けたぐらいの面白さだった。
個人的にホラーとコメディは表裏一体で、超常現象でもある一線を越えてしまうとシュールさや虚を突かれた意外性が勝ってしまうと考えていました。
しかしながら、今作はちゃんとホラーとして恐怖心を生ませる要素と観客を笑わせてくるコメディ的な要素が見事に明確化されていて、緩急ある構図となっていてB級で収まるには惜しいほどだった。
さらにクズの炎上系配信者と悪霊のどちらも堕ちた者同士の闘いなので、小心者でビビりまくる主人公と何故か物理攻撃が効いて独特の攻撃をする悪霊には互いにバカなことやってんなぁ〜。ってニヤニヤが止まらなかった。
ちょいとだけホラーは気持ち悪さがあるがライトな感じだったのが、予算の関係か物足りなく感じてしまったのが残念。
