なんと魅力的なキャラクター! ストーリーそのものよりも、緻密な人物描写が作品を面白くさせるという好例。
昨今増えてきた実話ベースの作品は、エンタメ性が少なくてつまらんと感じることが多いけど、これにはそんな不満は感じず。実在のエリンが元々ぶっ飛んだキャラで、かつ脚色も秀逸だからなのかな。公害訴訟という社会派のテーマながら、ダレず重すぎず楽しめた。
主人公が弁護士ではないため、法廷シーンは丸ごとカットして、彼女が活躍できる訴訟前後に絞った、大胆な構成も素晴らしい。
エリンご本人もウエイトレス役でカメオ出演されていて、J・ロバーツがキャスティングされたのも納得。
それにしても、僕のように過去の名作をたくさん見たい人にとって、見放題が充実してるU-NEXTは最高の配信サービスですわ。