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ソルジャー・ストーリーのmhのレビュー・感想・評価

ソルジャー・ストーリー(1984年製作の映画)
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WW2真っ最中のアメリカ・ルイジアナ州にある陸軍基地を舞台にした社会派サスペンス。
・過酷な黒人差別。
・最前線に配属されることが少なかった黒人部隊。※黒人の兵士自体が少なかった時代。
・当時のアメリカ軍における黒人士官の位置付け。
・黒人同士間にあるパワーゲーム。
こんなあたりがテーマとなっている。
問題の多かった黒人の軍曹が基地の近くで殺された。
それを調べに来たのが黒人の軍属法務官が主人公。
白人グループはKKK(に所属している軍属の白人)の仕業と決め込んで適当な捜査しかしなかった。とはいえ、主人公も同じようなことを考えている。
捜査が進むに連れて、事件とは関係ない、みんなに慕われたひとりの黒人兵(CJメンフィス)が浮かび上がってきて、かれが辿った命運も徐々にわかってくる仕組み。
最前線(ヨーロッパ西部戦線)への配属が決まって喜んでいる様子には、黒人の人権が認められつつあることも含まれているんだろうね。
名作演劇がもとになっているのも納得のすごいうまい構成だった。
作中の楽曲も素晴らしいのに、ときおり流れるBGMはひどかった。でも、欠点はそれくらいであとは全部完璧でした。
面白かった!
mh

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