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ピッチブラックのyetiのネタバレレビュー・内容・結末

ピッチブラック(2000年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

これぞB級という作品、映像は少し粗いし、予算も少ないであろうけど、それでもSFモノとして成立させているのに制作側の力量を感じさせられる
物語は多少説明不足だけどそれを補ってあまりある勢い、世界観に魅了される、制作費が少ないのが逆に味になっているという好例
囚人リディックを乗せた宇宙船がとある惑星に不時着する、船長フライは墜落を免れるために睡眠状態の乗組員を破棄しようとしたことをずっと引きずっていて、それがいい伏線になって効いてくる、短い時間だけどそれぞれの人間模様も面白い、リディックのキャラクターそれを追いかける賞金稼ぎの男ジョーンズ、女だということを隠していたジャッキー、みんなそれぞれ味がある、惑星に出没する光が弱点のクリーチャーの設定も見た目も良い
低予算なのを逆手にとった発想が良い逆に不気味さを引き出している
物語としてもラスト、フライが暗闇に連れ去られていくところも、しっかりお返しをして惑星を後にするところも
変わってるかもしれないがビン・ディーゼルの出演作品の中でこれが一番好き、続編よりもこのピッチブラックが一番良い、しびれる。
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