自らの正義を主張するために、声を上げる。楽なほうに流されないように、「仕方ない」で済まさないために。間違っていること、おかしいと思うことには、従うだけではなくNO!ときちんと発するべきだ。同世代たちよ、体制に反することを諦めるな。しかしその一方で、自分の意見と合わない意見を排除していないか、ルールを自分を守る盾にしていないか、"権力者"によって作られた世界で、その枠組みの中で精一杯楽しく生きることは「何も考えていない」ことなのか。前者の主張はもちろん正しいことではあるが、そこに若干のアイロニーさえも含んでいるように感じる作品。終わり方がとても好きでニヤけた。
栗原颯人は未来の菅田将暉。光ってた。