ウクレレまさあき

顔さんの仕事のウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

顔さんの仕事(2024年製作の映画)
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台南の映画館「全美戯院」、その通りを隔てた真向かいで看板絵を描く絵師、顔さんのドキュメンタリー。

スパイダーマンが描かれた巨大キャンバスにチョークで下書きし、ペンキに平筆で大胆に上描きしていく『スラムダンク』。もう筆使いだけでずっと見ていられる。たった4日間で完成、まさに神業。劇場に掲げられる様は感動、何という贅沢。看板絵は映画の一部を実感した。

今年2月に家族で台北旅行した最終日、おしゃれな書店に手書き映画ポスターの画集があって、微妙に似ていない味のある画風に惹かれて長女が購入。この映画もその流れで鑑賞。台湾の映画文化って、ほんと素晴らしい。

上映後のトークショー【登壇者】:三留まゆみさん(イラストライター) 今関あきよし監督 ゲスト:仲谷政信さん(御成座 絵看板師)
映画が完成して最初の上映が、この全美戯院。そしてその看板も顔さんが描いていて、それをフライヤーの表紙にしてる。
顔さんは、今でも毎日午前中の間、映画館の向かいで看板を描いているそう。行ってみたくなった。