2017年に来日し、それはそれは素晴らしいライブを届けてくれたガーランド・ジェフリーズの半生を描いた作品『ガーランド・ジェフリーズ ジャンル知らずの帝王』は想像の何倍も素晴らしくぶっとばされました。
実に分かりやすくキャリアを追っていき、所々に出てくる彼のパフォーマンス、歌声に痺れっぱなしでした。凄い!
と同時に、ここまでいいのにさほど知られていないのが残念でなりません。冒頭、彼の曲を知っている人は「知らない人がいるのに驚く」と紹介されてて、「まさに!」と納得。
監督は奥さまで、今回の上映にあたり自費で来日されたんだそう。なんでも、ガーランドはアルツハイマーに罹患されていて、症状は残念ながらかなり進んでおり、もはや自力で歩くコトも出来なくなってしまったんだそうです。当然、極東の片田舎日本の映画館で絶賛されたのもわからないんだそう。そこだけは残念です。
各地の映画館でも上映して欲しいですし、一人でも多くの方に観て欲しい素晴らしい映画でした。