元海兵隊員vs汚職警官
小さな町に潜む闇を暴く
盛り上がりに欠ける評価が多い印象だが、個人的には面白かった
好みのポイントは大きく2つ
マーシャルアーツを駆使したアクションシーンは静かだがリアリティがあり、確実に不殺で無力化する様子(人だけじゃなくて武器も含めて)がとても好みだった
主人公の人間味を感じられたことだ
よくある軍隊出身のキャラクターは正確かつ無慈悲に合理的に動く印象が強いが今回は状況に対して合理的かつ確実に目的を目指す様子がある一方で、是が非でも死人を出さないように努めるところにある種の人間味を感じられてよかった
本作は社会風刺的な要素もわかりやすく散りばめられていた
警察官のほとんどが白人と、理不尽に扱われ、ドラッグ密売の嫌疑をかけられる黒人のわかりやすい構図でもって表している
一部の地域では根強く残っているというが、これが2024年に公開された意味もあると思う
