うーん…あらすじからいわゆる舐めてたヤツがメチャ強で大暴れを期待していたのですが、期待したものとはかなり違う地味な展開のサスペンスアクションでした…。
言われている通りプロットが「ランボー」に似ており、リアルな現代版の「ランボー」を意識したような印象。
しかし…それをやるなら現代のアメリカで悪徳警察署長が牛耳る街というのがリアルじゃない気がするが…。
冒頭もパトカーがサイレン鳴らしてないのか、主人公がイヤホンで音楽を爆音で聴いていて気づかなかったのかよく分からない…。
まあパトカーで横付けも前へ行くの警告もなしに転倒させる警官が100%クズなのですけど。打ち所が悪かったら死んでもおかしくない訳で…。
リアルな「ランボー」を目指したためか、法律がどうたらで前置きが非常に長い…。
その割には設定はステレオタイプなのでどうも話に入り込めません…。
海兵隊でのある経歴が物語の主柱ですが、見せ場はあるが少なくそれが活かされているとは言い難い…。
アクションシーンも少なくてどちらかというと警察の不祥事に纏わるサスペンスの方が強い印象。アクションしたいのかサスペンスしたいのかどっちつかずで脚本は迷走…。
アナソフィア・ロブさんがショートカットの髪型で可愛い。この人は美人なんだけどイマイチ作品に恵まれない日々が続く…子役時代からのキャリアもあるし、もっとスターになってもいいような気もするんだけど…。モデル出身なはずなんだけど、身長が低いので主人公とダブルショットになるとかなりのデコボコ感が…。
主人公役のアーロン・ピエールさんは身長191cmと大柄。これを活かして純粋な舐めてたヤツがメチャ強いのアクション作にすればと残念。
悪役のドン・ジョンソンさんはベテランの境地で悪役が相変わらず様になっていました。
期待してたものとはかなり違いスカッと出来ず中途半端…。それでも終盤はちょこっとだけ見せ場はありました。サスペンスとして観れば好きな人もいるかと思いますが、私は消化不良に終わった作品でした。
まとめの一言
「正義を貫くはつらいよ」