日向坂46四期生の映画としては星4ですが、単純に映画としては星3で
まず、僕自身日向坂46オタクの所謂"おひさま"なのでおひさま視点だとメンバーそれぞれの個性を楽しめた
以下は映画好きとして
まずやはりアイドル映画ということもあり演技力にムラがあり、なかなか観ていて厳しい子もチラホラ
そして狙っていたと思う話の抑揚の無さは、見た目的に可愛い子揃いの映画においてはむしろ不自然に感じてしまう
ただこれは初めからアイドル映画として作られた映画であり
アイドルという素材を活かす映画だとすると非常に良い映画と思える
11人もいるアイドルをまず並行するストーリー毎にチーム分けして、その中でもそれぞれに役割とシチュエーションを与え、没個性にならないよう工夫をしている
またこれも意図的にだと思うが、彼女ら以外に登場する大人2名がいずれも他責思考に対して、なかなかの裏切りや失敗があってなお互いを責めることなく、また極端な自責もなくバカすぎるほどポジティブに進んでいく
最終的に11人がちゃんと同じ感覚を共有させる展開は、強引ながらも作劇としてのカタルシスがある
10代を描く映画として欲動や怒りなどの負の面や性的なアピールもなく、本当に普通の子たちの特別な一日を切り取ったアイドル映画としては、ほぼ完成形なのでは
ネットでアイドル層ではない映画ファンにも評判が良かったのにも納得できる出来栄え