らーめん

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWNのらーめんのレビュー・感想・評価

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)
3.4
どこが評価されてオスカーノミネートなのだろう

オスカー作品賞ノミネート6作品!
曲と詞はさすがボブディラン。しかし、映画としてはこれでいいのだろうか?有名曲のメドレーのように映画は進行し、物語だけに焦点を当てて思い返してみるとかなり薄い気がする。才能でいつのまにか有名になってて、だんだん擦れてきて、最終的に反抗的になってきた。そこに薄い二股恋愛がサブである感じ。アーティストの伝記映画だとどうしてもQueenの「ボヘミアンラプソディ」と比較してしまう。あれほど完璧な映画はなかったから……

この作品、そして世間的には反抗することで異端児であり、時代を変える革命者のように捉えられている。結果的にそうなのはわかる。しかし、自身の単独ライブではなく、フォークを愛するピートがコツコツと作り上げてきたフォークの祭典のトリでわざわざロ反抗しなくても良かったのでは……と思ってしまう。だからこそ、反抗したとも理解できるが。

ともかく、映画としてももひとつ消化不良で終わってしまった感じかなぁ…
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