Shu

不都合な記憶のShuのレビュー・感想・評価

不都合な記憶(2024年製作の映画)
3.0
石川慶監督最新作「不都合な記憶」をアマプラオリジナル映画配信で視た。
石川慶監督が本格SFサスペンスを撮ったなんて視ないわけない。前々作「Arc アーク」もSFっちゃSFだったけどね。
お話は、人類の宇宙移住が進んだ近未来。地球の衛星軌道上に浮かぶスペースコロニーで暮らすナオキとマユミは誰もが憧れる洗練された高級タワマン的なコロニーで優雅に暮らす理想的な夫婦。しかしその本当の姿は…
めちゃくちゃ面白そう!と思ったんだが…
トーンとしてはクルーなSFサスペンスでVFXもお金かかってるがお話は割と地味目。それはいいんんだがな〜んかもの足りない感が拭えない。
しかしチャレンジとしては勿体無いので今後もこういった日本のSF映画は作り続けてほしいのでアマゾンさん今後もよろしくお願いします。
この手の日本のSF作として思い出されるのはヴィム・ベンダースがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた中嶋莞爾監督作の「クローンは故郷をめざす」主演は及川光博。これもSFとしては地味ではあるが日本独特のスピリチュアルな生死観を漂わせ、2008年公開の当時としては実に新鮮だった。本作「不都合な記憶」にも通じるテーマでありました。
Shu

Shu