【シッチェス映画祭2024　コンペティション部門出品】
ブラジルのダヴィ・プレット監督作品。シッチェス映画祭コンペに出品された。

ホラーとしてもスリラーとしても中途半端。美しい撮影は見ものだがストーリーテリングに難あり。というか物語の軸が定まっておらず脚本が悪い。

危篤状態となった農場主の娘が戻ってくるのだが、農場労働者たちの不満は積み重なっていき悲劇が起きる。

そうしたアウトラインは分かるのだがあまりに観客を置き去りにしすぎる。シンプルなプロットのはずなのに終始「？？」となった。

ブラジルの大地を映した撮影は流石に素晴らしいが、話として破綻しているし終盤のホラー展開も唐突に思える。全員が仏頂面で不安げな姿を見せられてどうしようというのか。

駄作とは思えない。プロダクションはしっかりしてるがいかんせん話が分からなすぎる。

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