ゲキシネのん!新作のん!やけど上演されたのは2005年、もう20年近く前の作品……にしてはここ最近のんと比べてみんな変わらな過ぎやしないか?打ち上げで人魚の肉でも食ってんのか?
赤子の頃に宮本武蔵に拾われて山で育てられた松永誠一郎、育ての親の武蔵は亡くなり遺言に従い江戸吉原の庄司甚右衛門を訪ねた誠一郎は、そこで吉原と柳生のゴタゴタのド真ん中に立たされアタフタすんぞ!って話
1幕はとにかくワクワクして、これは歴代のゲキシネん中でもトップクラスに好きなヤツやね!なったんやが……
幕間休憩はさんで2幕でちょっとダレた、マシンボーイってば漫画とかでも良いとこで過去編とか始まっちゃうとダレちゃうタイプなんよねぇ、今週のジャンプでも「あかね噺」が見事過去編突入でガックシきていたとこやったんよなぁ
んで話が元の時代に戻ってきてもちょっとストーリーはそこまでハマれんかったかもしらん、とにかく新感線の大好きな実は誰は何やった!展開なんやが、仰々しく発表されても毎度すぎてまたかぁ、って感じやったし、あと艶っぽいシーンが多いんやがそこもそんなに好きとはちゃうかったかもなぁ、それなら本格時代劇ってことで控えめな笑いをもうちょい増して欲しかったかなぁ
ただね、堤真一と古田新太の殺陣はまたどえらい躍動感で見応えは抜群!ゲキシネで観た中でもトップクラスの迫力やったしね!舞台上に広がる吉原の景観の素晴らしさには悶えたよなぁ!あのくるくる回るように街が流れていく転換の華やかさは最高!
キャストではねマシンボーイは善さんがめちゃんこ印象的で良かったなぁ、吉原大好きな旗本の善さん、腕白キャラで吉原を目の敵にする柳生許せん!と、柳生屋敷に乗り込んでいくんも、屋根の上のシーンの善さんが乙女っぽいポーズしてんのもめちゃ可愛かったし!
逆に好きなキャストやと、柳生当主役のじゅんさんも、八百比丘尼役の聖子さんも出番少な過ぎて残念やったなぁ、まことさんも古田新太の腰巾着役で眼鏡かけてなかったしやなぁ……
ちなみに堤真一演じる松永誠一郎は肥後の山奥で育ったんやが、くぅ……クマさんやオオカミさん、キツネさんと共に遊びながら育ったらしいぞぉ!ひゃー!マシンボーイもクマさんと相撲する人生でありたかったぁ……ぺろぺろ
キツネにでも化かされたのでは?との問に、「人間を騙すのは人間だけですよ……」って名言やなぁ!そんな天真爛漫に育った堤真一童貞喪失シーンありだぁ、やったー!