Moet

プリティ・ベビーのMoetのレビュー・感想・評価

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)
3.5
ピアノの明るい音色と女たちの笑い声、想像していた退廃的でお耽美な世界とはちょっと違ったけど、ずっと見ていたいと思うような魅力があった。気怠げに寛ぐ娼婦たちは絵画の中の裸婦のようで、エロティックというよりも、飾らない素朴な美しさを纏っていた。

マネの「草上の昼食」みたいな、ピクニックのシーンが好き

まだ幼く、肉体的な愛情だけが先走ったヴァイオレットにとっては、結婚とかもおままごとみたいな感覚でしかないんだろうな。彼女が成長して、誰かと出会い、やがて本当の愛を知るとき、パパのことを思い出すだろうか。
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