映画版ファイナル。
壮大な物語のラストに相応しい出来栄えでした。
エレン、ミカサ、アルミン幼馴染3人の友情物語をベースに憎しみの連鎖からの悲劇、寛容な心や融和の大切さを教えてくれる作品でした。
エレンの真意を知った時に止めるのは僕らしかいないと決意しての友たちの悲しい闘いは泣けました。
3人にとって丘の上の木に向かっての駆けっこというような何でもない一瞬が本当の幸福だったということから真の幸福とは案外身近にあるものなのですよね〜
そしてエレン亡き後、世界は穏やかで平和な世界になるわけではないということが暗示されていて、憎しみの連鎖を断ち切って歩み寄ってもなお平和というのはなかなか実現しないという現実を突きつけられる作品でもありました。
また最初からアニメ版でも観てみようかなと思わせてくれる。なんか名残惜しくなってしまう作品でした。
「その時、僕はなぜか思った…。
ここで3人で駆けっこするために、生まれてきたんじゃないかって…
この何でもない一瞬が、すごく大切な気がして」