矢吹

イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版の矢吹のレビュー・感想・評価

4.0
鑑賞直後もぎたて生メモ回路
とは名ばかりのシンプル怠惰202425


とある、詩人、郵便配達員の話。

間抜けで純粋で優しい思いやりの会話劇から、
メタファー。隠喩の飛び交うものへ。

おばさまが、怒るのも尤もなのだ。
そうあるべきね。
酔っ払った親父が店員に触ろうとするカス行為よりも、危険なものは、
メタフォラ。だから。
言葉で、近づいてくる輩のほうが、許してはいけないらしい。
詩や言葉には、そういう魔も魅もありあまる。

恋が生まれて、結ばれては終わらない。

時代の話

詩、そのものはやはり。
それを言葉で説明すると陳腐になるのは当然、そう言ってくれておる。
必要ないに決まってるし、
それを情感で、温度を感じていくものだと。

この映画にも、きっと、温度と情感がたっぷり合って、海も、音も、音楽も、チリポップも、ある上で、最後の景色、見つめる海も包み込む海もいい。
最初の、見下ろす、生活の海もたまらんけど。

船酔いするような、詩も、よかったし。

何パターンあるんだ。海。

世界と詩は繋がっているか。

劇的というと合ってるのかな、
死を綴るわけじゃない。彼の生きて残した、詩を。これは失敬なのだが。
矢吹

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