ハナー・マクファーソン監督作。
ホラーコメディの良作『ザ・スイッチ』(2020)の脚本家:マイケル・ケネディが脚本を担当し、同作で監督を務めたクリストファー・ランドンが製作に名を連ねたNetflixオリジナル映画の新作で、20年前にタイムスリップした女子高生が連続殺人鬼と対峙します。
20年前に姉を殺人鬼に殺された女子高生のヒロイン:ルーシーが、納屋にあったタイムマシンによって2024年から2003年にタイムスリップし、間もなく死ぬ運命にある姉を殺人鬼の魔の手から救い出すべく奮闘していく姿を描いた“タイムスリップ+青春ホラー”の佳作となっています。
現在から2003年にタイムスリップしたヒロインが遭遇するカルチャーギャップをユーモラスに交えながら、20年前に町を恐怖に陥れた正体不明の覆面殺人鬼に立ち向かうヒロインの勇姿を描いた青春ホラーで、自分が生まれる前に殺された姉との時空を超えた交流と姉妹の絆も見所となっています。
シチュエーション的にはAmazon映画の『ハロウィン・キラー!』(2023)に近似していますが、スラッシャー自体はかなり控え目でマイルドな作風の殺人鬼モノとなっていますので、血が苦手な人でも愉しめると思います。