“大人の飲み物🥤💚”
WA成分摂取番外編
ディアーヌ・キュリス監督、脚本のデビュー作が47年の時を経て日本初公開
ほぼ満席の場内は女子率かなり高め😅
WA監督が絶賛する本作は監督の自伝的な内容でトリュフォー監督の『大人はわかってくれない』の少女版と評されていることにも納得
彼のお気に入りだけあって、その画作りは色使いやファッションを含めとてもpopでcute
舞台は1963年のパリ
13歳のアンヌ(キュリス監督)
15歳のフレデリック
姉妹の夏休みから夏休みまでの1年間の間に起きる様々な出来事に心みだされ悩みながらも、大人になりたいともがく2人の成長を描いたお話
アンヌにとっての大人はフレデリックや彼女の同級生達
フレデリックにとっての大人は父親と離婚し別の男性と付き合っている母親や学校の教師達、さらに自分より大人にみえる同級生
いかにもフランスらしい恋愛に対する考え方も含め、“性”についてもとてもオープン
学校内もそんな話題でもちきりw
ただそれと同じくらいの比重で描かれるのは“政治”、さらに“人種問題”が少々
授業中にある生徒が語る、街で起こった政治活動でのショッキングな目撃談を真剣に聞き入る生徒たち
それまでの小気味よいテンポで描かれていたお話が一転、教室に緊張感が走るシーンがとても印象的
…からの、授業終了のベルと同時にまるで何事もなかったように生徒たちが普段のリズムに戻っていく様子にキュリス監督のセンスを感じます
と同時に感じるのは60年前となにも変わっていないようにみえるフランスという国の保守的な姿
どこまで意図していたかはわかりませんが、多感な時期の少々たちの姿だけでなく、そんな時代のフランスという国の姿も同時に切り取ったキュリス監督
とてもデビュー作とは思えない、みずみずしくも生々しい作品でした
p.s.
アンヌを演じたエレオノール・クラーワインにトレーシー・ハイドの面影を感じ…💓
チョッピリ加点しちゃいました😁