空色猫

ファーゴの空色猫のネタバレレビュー・内容・結末

ファーゴ(1996年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

バカな夫が妻の誘拐という自演犯罪を実行に移したら、幼稚な共犯者の杜撰な行動からどんどん事件が発展していって連続殺人事件に発展していく話

面白いかは分からない。独特の雰囲気。

とにかく命が軽く扱われていく。殺人自体に温度感がなく、計画性も、論理性もない。そこにあるのは今邪魔になったというような感情だけ。
蚊を殺すのと同様なレベルで人が死んでいく。
犯罪者側から恐らく自分以外の他者という感覚もなく、想像力のかけらもない快と不快のみで生きているような空虚さと怖さを感じた。

実話を元にした作品だという嘘の文句が本当に思えるのは人間がどんな猟奇的なことを起こしても不思議じゃない怖さと浅はかさを持っていることは疑いようがない事実だからかもしれない。
空色猫

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