いき

ドリアン・グレイ/美しき肖像のいきのレビュー・感想・評価

3.8

ワイルドによる原作は19世紀が舞台で、これは現代(1950-70くらいの)ロンドンに翻案した作品。
とにかく、若きヘルムート・バーガーの美を堪能することがメイン。
でも意外と飽きずに楽しめた。ずっと美しい。バーガーの顔面、肉体美だけで1時間半なんて余裕ってことです。すごいなあ。

絵面としてはカサノヴァを観る心境で観た。テーマとしては少し違うかな。どちらも自業自得で終わるのは一緒。
ただ、こちらは吸血鬼ものっぽいかんじ。他の若さと性を吸い取って生きる悪魔。


関係ないけど、いくつか映画を観てて「グレイ」って変態が出てくる洋画わりとあるよなあと思ってた。もしかして「ドリアン・グレイ」が源流にあるのかな…
『セクレタリー』とか『フィフティシェイズオブグレイ』とか
いき

いき