オランダの世界的ベストセラー『冷たい晩餐』を原作としていることは知ってたが、やはり非常に良く出来たストーリーなので、鑑賞後はつぶさに調べ上げた。
映画化も数回され、アメリカではリチャードギア主演の作品になってる。
ただ、今作は原作の脚色というより、イタリア製作の『われらの子供たち』のリメイクになってるようだ。アメリカ版の評価は低いが、このイタリア版は高い。機会があれば是非観てみたいものである。
また、原作の書評も読み込んでみたが、「胸糞!」のオンパレードで、胸糞の割りに面白かったと言ったレビューが多い。なるほど、これまた読んでみたいと強く思っている。
ホジノ監督はこの胸糞をどう料理したのか?
恐らく、原作の核心を突いていくことを徹底させたのではなかろうか?
胸糞でありながらも妙に説得力がある、私がそんな感想を抱いたからこそ、原作との違いを知りたかったということだ。
この作品は多くの方に観てもらいたいからネタバレはしたくない。だから、内容に関しては突っ込まないが、この映画には観ていて人間の内面を探る楽しみがある。内面描写があまりないが、画面の中で展開される心理戦を観客として固唾を飲んで観続ける緊張感は快感だった。そんな細かな芸当も韓国映画はさらりとやってのける。さすがホジノ監督だ。同情やら嫌悪感が入り乱れ、倫理観が揺さぶられる。しかもソルギョングとチャンドンゴンを擁してのエンターテイメント作品にて仕立てるなんて、やはり「恐るべし韓国映画!」である。
あー
中身を突っ込んで話したーいw