【スティービー・ワンダーの「ステイ・ゴールド」効果😁】
※ フランシス・フォード・コッポラ「終わりなき再編集」特集リバイバル上映②
映画「ワン・フロム・ザ・ハート」と同様、これもアメリカの決して豊かとはいえない市井の若者たちを描いた作品だと思う。
コッポラも映画のテーマに悩んでいたのだろうか。
この作品は、最後にコッポラから感謝の言葉が述べられる通り、アメリカの高校生から原作としてリコメンドがあったことがきっかけだったらしい。
映画作品としては、これを起点にアメリカのヤングアダルトに人気のあったS・E・ヒルトン原作の作品が続くが、「ワン・フロム・ザ・ハート」から”ヒルトン3部作”の二番目「ランブルフィッシュ」まではアメリカの市井の若者たちを描こうとしたのだと感じる。
スティービー・ワンダーの「ステイ・ゴールド」の効果もあって決して嫌いではないが、いまひとつのめり込めないのは何故だろうか考えちゃう作品だ。
ストーリーは「ワン・フロム・ザ・ハート」よりドラマティックだが、「理由なき反抗」の方が好きとか、こんな展開の作品を前にも観たな…みたいな既視感とか、そんなことじゃないかと思う。
マット・ディロンや、ダイアン・レイン、そして、トム・クルーズの若かりし日を目撃したいと思う人は是非!
いや、まじで面白くないわけではないんだ…。