映画『ガザからの報告』
ガザとはどういう所なのか?何が起きているのか?ジャーナリストの土井監督が1993年から取材し続けてきた映像で知ることができるドキュメンタリー。
膨大な記録は2部構成205分。
第1部「ある家族の25年」は、ガザ最大の難民キャンプ「ジャバリア」で暮らす家族を、1993年9月「オスロ合意」直後から25年間追ったもの。
第2部「民衆とハマス」は、ハマス指導者や戦闘員、ガザ住民のインタビューが中心。ハマスと民衆の関係の今と昔がわかる。
パレスチナ自治政府が独裁となり腐敗していった過程。ハマスの事前活動から実効支配へと移り、イスラエル政府がパレスチナを封じ込めていった過程・・・現在の状況を理解するきっかけとなる興味深い内容。
貴重で重要な記録といえる作品。
以前、パレスチナに入った事がある。あの時日本からの旅人に親切にしてくれた人たちはどうしているのか気になる。