チャンウは3年生(日本でいうところの高校3年生に相当)となり、親友と共に小規模の工場でインターンシップをすることになる。このインターンで就職が決まれば、大学進学の道が開け、兵役も免除になる可能性があった。しかし、会社側は初めてのインターン受け入れということで研修の体制が整っておらず、社員もチャンウたちもコミニュケーションがうまく取れずフラストレーションが溜まる。やがて親友が辞めてしまい、チャンウはひとりで会社に残ることに。それでも続けていくうちに、先にインターンを始めていたメンバーや取引先の人間とも打ち解けてきた。しかしその矢先に思わぬ事態が発生し、チャンウはこのまま会社に残るべきか決断しなければならなくなり…


インターンに行った職場が労働基準ガン無視の分かりやすくダメな企業だったパターン。基本的に主人公が物分かりが良い内気なタイプでノーが言えず、どんどん状況が悪くなる。とはいえ、根性があるので何かとうまくいってしまう。母と子供三人という家の事情もあり、さらに兵役免除という大きなメリットもあるので、辞めたくても辞められない。社会のシステムが問題だらけというのはどこの国も似たようなものなのだろう。

そんな中でも、家族がそれなりに自立してて理解があってよかった。特に弟、そっけない態度ではあるがとても家族思い。

会社の人間は感じ悪いが、職場の環境がそういう性格にさせてるんだろうなという感じがよく現れてる。

日本と韓国の違いで、韓国は正月を迎えたらみんな年齢が1つ増えるので19歳は正月に飲酒解禁になるという描写が面白かった。