課長とヒロシ

ZIPANG ジパングの課長とヒロシのレビュー・感想・評価

ZIPANG ジパング(1990年製作の映画)
3.0
課長(以下課):古き良きバブルの匂いが散漫する「ファンタジー時代劇」の先駆けだな

ヒロシ(以下ヒ):『夢見るように眠りたい』で注目を浴びた林海象さん初めての大作挑戦という事でしたが、このメンバーなのにインディーズ映画みたいなある意味カタルシスを感じる出来となっています(笑)

課:割とビジュアルは良いんだけどな、高嶋政宏や安田成美、平幹二朗など絵力のある俳優が揃ってるし、まあアクションはもっさりだが、冒頭のパロディ満載の殺陣シーンなんか結構好きだけどな

ヒ:高嶋政宏さん演じる「地獄極楽丸」と賞金稼ぎのバトルシーンですよね!総勢100人くらい切り捨ててるんですが、その中に座頭市や丹下左膳、鞍馬天狗なんかが混じってるのが笑えます

課:「スマブラ」みたいな屈託の無さが爽快だよな!その後の服部半蔵率いる伊賀忍軍のバトルもなかなかだったが、ちょい尺が長すぎて息切れした感じだな。エンディングテーマ『Endress Rain』(X JAPAN)もなかなかにシュールだ

ヒ:笑笑 流石にX JAPANは合わないですよねー!90分くらいの長さでサクッといけば良かったかとも思いますが、まあこの時代の大作映画ですから、そうもいかなかったんでしょうねー

課:このジャンルはバブル崩壊と共に下火になるが、CGの発達した2000年代になって、『大帝の剣』(2007年)、『GOEMON』(2009年)、『TAJOMARU』(2009年)とプチ隆盛するから、その辺と併せて楽しむのも良いかと思うぞ!

ストーリー 2
キャラクター3
世界観   4
演出・演技 3
音楽    3
象の名前は「カステラ」!度99
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