ドラえもんと育ってきた私だが、いつからか映画は観なくなってしまった。
本作はドラえもんの映画史上最高傑作、と噂で聞いていたため期待を込めて鑑賞。
良い映画なのは間違いないのだが、期待しすぎたか、心に重く響く作品ではなかった。
そもそもそんなことを期待してドラえもんを観に行くこと自体が間違いなのかもしれない。
映像、大満足。スクリーンの中で本当に生きているような魂を感じた。ドラえもん達の色々な表情を見れたのも満足。
本作は絵がテーマであるため、クレヨンや絵の具だったり色々な絵が観れる。そのごちゃごちゃ具合がとても好きだった。
ストーリーについては微妙とまではいかないが、少しくどさを感じてしまった。
もちろん映画である以上、ある程度の尺は必要なのだが、尺稼ぎに感じてしまう部分も少々。
色々な夢を見せてくれて、テンポはいいのだが、ストーリーが全く進まない部分が多かったのが気になった。
ラストの展開は個人的に良かった。
映画では描かれていないが、お父さんがなぜ絵にこだわっているのかがわかると、更に面白さが増すと感じるため、映画でも説明が欲しかった。