トゥルーマン・ショーを個人でやってまうトンデモ大金持ち一家の物語
赤貧から億万長者へと成り上がった主人公とその妻
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という言葉があるけども
一粒種の息子を「貧しさの中でも負けず成功する人間」へと育て上げるために
町のボロ屋と、周辺の一角を買収して
「うちは貧乏だから…」って芝居を打ち続ける
息子は果たして真っ直ぐ育つのか…?といった物語
冷静になるとトンデモ毒親な気もするけど
よくある体罰やモラハラめいた言動、ヒステリー等は極めて少なく
やることのスケールがデカすぎて不快感よりも笑いが先に立つし
コテコテの笑いを随所に仕込んでくるので、ここまでやれば恐怖より面白いが勝つ
かつて教育ママ&パパに育てられた人間は「あるある」と思い出を昇華して
そうでない人は「んなわけあるかい!」と笑い飛ばせるような絶妙なバランスでした
【余談】
シネマート新宿での先行上映にて見ました
中文/英文字幕オンリーの上映だったので観客はほぼ中国人
スタッフの方も中国語で案内してたし
劇場の雰囲気からして異国に迷い込んだような気分になり新鮮でした