喜怒哀楽の緩急表現が好き。さらに映画で用いている曲は明るい曲暗い曲問わずかなり好みだった。
監督は喜びから悲しみに場面を持っていく時に暗くなるような音楽を使用して悲しみに移行する様を観客に伝えるようなことはしていないようだった。映像とセリフのみで移行する様を示唆し、次のシーンでは無音の空間に演者を背景から撮影したシーン。
対照的に不安から一時的な喜びのシーンでは音楽のみならず画面いっぱいに華やかで多幸感溢れる空間が広がる。映像や音楽、演者の魅せ方全てを生かしきっている。
中国政府側にとって圧倒的に不利で隠したい事実をこのように捏造せず、映画として大っぴらに公開し輸入してくれて感謝。