銀幕短評(#722)
「市子」
2023年、日本。2時間5分。
総合評価 33点。
中盤までは期待がふくらんだのですが、それより先は はなしが膨らまずに 大失速しました。花のつぼみが咲かずにしお>>続きを読む
銀幕短評(#721)
「パレード」
2024年、日本。2時間12分、きょう配信?
総合評価 31点。
壮大なつまらなさですね、なにもかもが。
手あかにまみれたモチーフに、手あかを厚く上塗りして吐>>続きを読む
銀幕短評(#720)
「手」
2022年、日本。1時間39分。
総合評価 60点
「ひど」
本作の中で、いちばんよくできたセリフです。
わたしはおんなではないので、おんなのこころはわからない>>続きを読む
銀幕短評(#719)
「ボーはおそれている」
2023年、アメリカ。2時間59分、公開中。
総合評価 推定30点。
きのうが封切り日でね、でも3時間のながい映画だから 金曜日の夜が遅くなるからと>>続きを読む
銀幕短評(#718)
「マスマティックな夕暮れ」
2017年、日本。13分。
総合評価 73点。
すべてはタカシ君のために。
黒魔術をつかって じぶんたちの親友を生き返らせる。そのためにはどんな>>続きを読む
銀幕短評(#717)
「undercurrent」(原題)
2023年、日本。2時間23分。
総合評価 -22点。
undercurrentというのは、川や海での下層流、底流をいいます(オープン>>続きを読む
銀幕短評(番外)
さくっと番外6本を “記録”します。
「The Son」
2022年、アメリカ。2時間3分。
総合評価 65点。
ヒュー・ジャックマンもの。親(とくに父)が子ときちんと向き合>>続きを読む
銀幕短評(#716)
「ダンサー」
2022年、フランス。1時間58分。
総合評価 86点。
すてきな女優さん(踊り子さん)ですね。
* * *
クラシック(古典)とコンテンポラリ(現代)>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
銀幕短評(#715)
「哀れなるものたち」
2023年、イギリス。2時間21分、公開中。
総合評価 78点。
「ビューティー・インサイド」(2015年、94点)というおもしろい韓国映画があります>>続きを読む
銀幕短評(#714)
「雄獅少年」
2021年、中国。1時間44分。
総合評価 40点。(フィルマ平均 4.0点)
この映画は すこしずついろいろな欠点をもっていますが、その最大のものは 全編が>>続きを読む
銀幕短評(#713)
「雪山の絆(きずな)」
2023年、ウルグアイ。2時間24分。
わたしは山登りもスキーもやるので、冬山のうつくしさとこわさは知っているつもりですが、この状況はちょっと想像がつ>>続きを読む
銀幕短評(#712)
「CLOSE」
2022年、ベルギー。1時間44分。
総合評価 66点。
どれもすべて、愛しているからでしょう。愛しているから泣くのでしょう。愛しているから守るのでしょう。>>続きを読む
銀幕短評(番外編)
残念映画がたまってきたので、ひとまず5本 吐きだします。
残念映画というのは、最後まで観るには観とおしたのだけれど、感想文を書くほどの特段の感興が湧かなかった、あるいは 肌があ>>続きを読む
銀幕短評(#711)
「ファルコン・レイク」
2023年、カナダ/フランス。1時間40分。
総合評価 80点。
あああ、これは恋愛の定石(じょうせき)ですね。年の差なんて関係ないなあ。
好意があ>>続きを読む
銀幕短評(#710)
「DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない」
2022年、日本。42分。
家族の共生のものがたり。
ことしの抱負とか、
・「ナイト>>続きを読む
銀幕短評(#709)
「せかいのおきく」
2023年、日本。1時間29分。
総合評価 60点。
いま、という時間、時代を わたしたちは例外なく生きていますが、どの時代にあっても それは過去を見わ>>続きを読む
銀幕短評(#708)
「マルセル くつをはいた貝」
2021年、アメリカ。1時間30分。
総合評価 50点。
もっとも強い種(しゅ)が生き残るのではなく、もっともかしこい種が生き残るのでもない。>>続きを読む
銀幕短評(番外)
むすめ お題の映画を二選。
「シュシュシュの娘」
2021年、日本。1時間28分。
総合評価 62点。
いい感じですよ。お金をほとんどかけずに よくできていますね。
徒手空拳で巨>>続きを読む
銀幕短評(#707)
「She Said」
2022年、アメリカ。2時間15分。
この映画の存在と だいたいの内容は知っていました。いわゆる#MeToo運動の機運を盛り上げるきっかけとなった じ>>続きを読む
銀幕短評(#706)
「ジ・アシスタント」
2019年、アメリカ。1時間27分。
総合評価 66点。
裁量の発揮、達成感、貢献感、成長感、周りからの称賛、
そういうものが 日々(ひび)の糧とし>>続きを読む
銀幕短評(番外)
もう夢(ゆめ)のような、というか夢でした。
きのう金曜日の夜 六本木のサントリーホールで、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きました。ね、夢みたいでしょう? ベル>>続きを読む
銀幕短評(#705)
「ゴジラ -1.0」
2023年、日本。2時間5分、公開中。
総合評価 75点。
4DX/2Dで鑑賞。いつもどおり、動きの大きい端のシートを選んで座りましたが、ロールやピッ>>続きを読む
銀幕短評(#704)
「ベロニカ・フォスのあこがれ」
1982年、西ドイツ。1時間55分。
総合評価 75点。
ファスビンダー監督のモノクローム映画。そして異様に白い空間。不穏(ふおん)ですね。>>続きを読む
銀幕短評(#703)
「赤い私と、青い君」
2022年、日本。24分。
総合評価 90点。
とてもいい短編映画です(体感がみじかく感じますよ)。あちこち神経を研ぎすませて、よく作りこまれています>>続きを読む
銀幕短評(番外編)
「残念映画」には通し番号をつけません。
残念映画 というのもわたしだけの用語なのですが、①まあまあ おもしろく観終えたのは終えたけど、なにか感想文を書こうとしても うまくことばが>>続きを読む
銀幕短評(#702)
「愛にイナズマ」
2023年、日本。2時間20分、公開中。
総合評価 80点。
思っていたのと ベクトルがちがう映画でした。どうしてわたしはこんなに泣いているんだろうと い>>続きを読む
銀幕短評(#701)
「ソラから来た転校生」
2012年、日本。48分。
総合評価 68点。
すごいですね。たいした舞台装置(≒予算)もなしに、出演15人くらい(うち半分は外野)で、マンガ的なス>>続きを読む
銀幕短評(#700)
ながいおまけも見てね。
「いろとりどりの親子」
2018年、アメリカ。1時間33分。
総合評価 83点。
前回「ライフ・ウィズ・ミュージック」は、自閉症者を理解するのにお>>続きを読む
銀幕短評(#699)
「ミュージック」(原題)
2021年、アメリカ。1時間47分。
総合評価 50点。
容赦ない いいかたをすれば、これは自閉症者について 小ぎれいなハッピーエンドにうまくもっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
銀幕短評(#698)
「ニンフォマニアック Vol. 1」
2013年、デンマーク。2時間4分。
総合評価 67点。
映画の表題は(女性の)「異常性欲(つまり性欲亢進)」といった意味だそうです。>>続きを読む
銀幕短評(#697)
「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」
1972年、西ドイツ。2時間4分。
総合評価 93点。
だれもかれもみんな不健全ですね。外に出て公園を3周くらい走ってきたら、あたまがし>>続きを読む
銀幕短評(#696)
「キリエのうた」
2023年、日本。2時間58分、公開中。
総合評価 48点。
とてもがっかりしました。
事前に得た知識としては、監督がわたしの好きなひとだということ、上>>続きを読む
銀幕短評(#695)
「君は放課後インソムニア」
2023年、日本。1時間53分。
総合評価 48点。
インソムニアは不眠症のことのようです。わたしは寝る前の夜なかにコーヒーを3杯以上飲むと不眠>>続きを読む
銀幕短評(#694)
「コンパートメント No.6」
2021年、ロシアほか。1時間47分。
総合評価 67点。
つまり 夜行寝台特急列車の6号個室ですね。
この映画では、互いに見しらぬ女と男>>続きを読む
銀幕短評(#693)
「ブラックボックス」
2021年、フランス。2時間9分。
総合評価 67点。
フライトレコーダーのことですね。
この映画を観るときは、ところどころ息をころす(というか生>>続きを読む
銀幕短評(#692)
「地雷」(原題)
2016年、アメリカ他。1時間46分。
総合評価 74点。
「幸福」の定義、考え方について、わたしは韓国映画「オアシス」に書いたじぶんの感想文をよく引き合>>続きを読む