【第81回ヴェネツィア映画祭　オリゾンテ部門出品】
スロヴァキアのペテル・ケレケシュ監督作品。ヴェネツィア映画祭オリゾンテ部門に出品、トロント映画祭でも上映された。

オフビートなコメディ、かな。そこそこよく出来てるし悪くはないが、想像の範囲内に収まってしまい突き抜けるまでには至らなかった。

占星術を生業とする女性のもとに集まる人々の様子をオフビートなコメディタッチで描いた作品。監督はスロヴァキア人だが舞台はイタリア。

何ともコメントがしづらい。ある程度の面白さは担保されているが、脚本が地味というか。想像の範囲内のことしか起こらないので退屈してしまった。

双子のエピソードはなかなか面白かったが、それ以外が地味すぎる。そこそこよく出来てはいるが、全体に平坦で起伏がない。アート映画と言うには俗っぽい演出が多い。

うーん、ビジュアルはすごくよくて期待していたのだが…「そこそこ」という言葉がよく似合う凡作、かな。

• #第81回ヴェネツィア国際映画祭