タクマ

里見八犬伝のタクマのレビュー・感想・評価

里見八犬伝(1983年製作の映画)
3.8
見たで。
時代劇だけど洋楽で始まる冒頭からワクワク。顔からムカデが飛び出る婆にラブシーンにと刺激が強い。JACの面々のアクションに興奮し宿命を背負った者達の物語に涙する熱いエンタメのエッセンスが詰め込まれた時代劇の激作。推しは志穂美悦子さんで大優勝は敵側の夏木マリさん。
正直に書くといわゆる勧善懲悪型の王道物として作るなら薬師丸ひろ子さんと真田広之さんのラブシーンはその冒険劇の雰囲気とぶれぶれな感じが個人的にはしてなんならちょっと萎えてしまった感は否めないがそんなのぶっ飛ばす位にこの時代の角川の映画作りの熱量は凄かったんだなあと言うのが画面から伝わって来る映画だった。ラストのエンディングはやはり主演が薬師丸さんだからか青春映画を見ているような晴れやかさだった。
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