未来の神保町

王様の剣の未来の神保町のレビュー・感想・評価

王様の剣(1963年製作の映画)
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数多あるディズニー作品の中でも最も未知の作品。恐る恐る鑑賞。現代的な前作と打って変わってアーサー王伝説という古典の代名詞のような題材。しかし蓋を開けてみると…

全体的的に緩すぎる。登場人物みんなどこか抜けてて、シットコム見てるみたいだった。しかもなんと全体の半分以上が動物に変身して食べられそうになって…という展開でそれが3回ぐらいあって飽き飽きした。
後半やっとヴィランみたいのが出てきたと思ったらこいつも間抜けなやつでマーリンとしょうもない変身ごっこを始める始末。
そして最後、一番の見せ場である剣を抜く場面…あれは何なんだ。ヤケクソすぎるだろ。もう逆に笑いが止まらなかったんだが。

テーマとしては知こそが一番の力ってことなんだろうけど、ノイズが多すぎて全く伝わってこない。
一番の欠点はアーサーが王に相応しいとあまり思えないところかな。もっと成長の過程をしっかり描くべきでしょうが。ほとんどがマーリンの自己満な感じがして少し不快だったよ。あと所々ルッキズムを強調するような場面があったのも嫌だった。
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