タイトルやポスターのイメージでは普段真面目な学校の先生が裏ではラップやってて天下を取って…みたいな勝手なイメージを持ってたんですが、観てみると全く違った。イメージを超えてきた。
ヒップホップが大好きな主人公の雪子先生は、普段は小学校の先生をしていて生徒と向き合って頑張っているがうまくいかないことが多く、好きでやっているラップもMCバトルとなると勝てなくて、恋愛も彼氏はいるもののなんとなく漠然とした不安があって前向きになれない。
仕事、趣味、恋愛…なんか上手くいかない。
誰もが抱えてそうな、等身大の悩みを抱えた雪子先生の物語。
ヒップホップも思っているほどメインの要素ではないので知識なくても見やすいですし、観客の背中も押してくれるような、人間賛歌にもなっていてとても良い映画でした。
あまり詳しくは言いませんが、終盤のピアノとラップのセッションシーンは胸が熱くなります。