菩薩

死なない子供、荒川修作の菩薩のレビュー・感想・評価

死なない子供、荒川修作(2010年製作の映画)
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意識高い系の最終進化形態。正直誰も友達になれそうに無いなと思ったけどそもそも友達いないじゃんって泣きそうになった。ずっと何言ってるか分からないんだけど多分分かろうとすべきでも無いのだろうし、結局FF Ⅶのライフストリームの元ネタこれなんじゃないかって気がして来た。「死ぬ」を前提にするとどうしても「生きなきゃ」になってしまうし、そこには哲学であり科学でありあらゆる学問=脳中心の世界観や学問体系が出来上がってしまうが、荒川氏はその全てを否定し、身体中心、ひいては細胞ひとつひとつに焦点を置いた生き方、と言うより暮らし方を模索してんのかな、みたいな。知覚や感覚を最大限に解放する事により人間を「死ぬ」事、それが迫ってくる恐怖心自体から解放していく試み、ってもうこんな風に頭で考えてる時点でおそらく「ふざけんなよ」って言われるんだろうけど。自分の身体がまるで自分の物で無い感覚ってのはしょっちゅうあるから、自分の身体が自分の所有物であるって感覚もあまりないな。試しに家賃調べてみたら20万くらいするらしい。子供がずっと可愛いから癒される、子供には大人とは違う宇宙が流れている。


http://www.architectural-body.com/?p=5893
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