キサトル

アリス・クリードの失踪のキサトルのレビュー・感想・評価

アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)
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冒頭からほぼセリフ無しで、監禁場所を造りあげ、女を誘拐するまでの流れは、まさに完璧で隙のない素晴らしいシーン。つかみはオッケー。 (C) ダチョウ倶楽部

そしてそこから続くは、誘拐された女と誘拐犯二人による、三人のみで繰り広げられるシリアスな密室劇、、、の皮をかぶったコメディじゃねーか!笑。いやいやでも、基本は緊迫感のある密室劇・誘拐劇で間違いないのですが、誘拐された女と誘拐犯の一人、また、誘拐犯同士の関係性があらわになる瞬間から、「えっ!?これコント!?」「なんじゃそれ!」と笑いを誘う展開があるのですよ。これは、事前に予備知識を入れないで鑑賞したほうがいいですな。爆笑ものです。

あと、誘拐がテーマなのに、タイトルに「失踪」とはこれ如何にと思っていたのですが、鑑賞後にその真の意味がわかるのですな。お見事!

密室劇+痴情+ドリフ=『アリス・クリードの失踪』
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