キサトルさんの映画レビュー・感想・評価

キサトル

キサトル

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.4

背景の移り変わりが楽しい。私も透視ができるように修行するぞ修行するぞ修行するぞ。

ナイトスイム(2024年製作の映画)

2.0

父親が病気により野球選手を引退せざるを得なくなった設定だが、野球に明るくない私でも、この監督がたいして野球に興味がないことがわかる。プールの底の大仰な深海表現なに? Judas Priestの「You>>続きを読む

アルカディア(2017年製作の映画)

3.9

『キャビン・イン・ザ・ウッズ』と繋がるの痺れましたね…

Parallels(2015年製作の映画)

2.3

タイトル直球な並行世界を描く内容ですが、大風呂敷を広げて90分弱では収まらず、投げっ放しな多数の謎とともにエンディングを迎える。使い所が面白くなりそうなモンスターボール風ガジェットは活躍の場無し。主人>>続きを読む

V/H/S/99(原題)(2022年製作の映画)

2.5

シリーズ5作目。毎回1本は突出した出来の作品がある印象のオムニバスでしたが、今回は全体的にチープでいただけない。制作期間5ヶ月だそうで…潮時でしょうか

ヒンターラント(2021年製作の映画)

2.9

全編クロマキー合成は、遊びのない固いミステリーと相性が悪いように思えました…生意気すいません!

ミュート・ウィットネス(1995年製作の映画)

4.6

英語⇔ロシア語間の意思疎通の歯がゆさと、主人公が発話障害を持つ唖者という設定が二重にスリリングさを生む傑作。現場の階下に住む老夫婦が迷惑被る場面のユーモアは笑ったな。思い返せば、冒頭の撮影現場で全然死>>続きを読む

モーニング娘。'24 MOTTO DOCUMENTARY in BUDOKAN ~2024.05.27~(2024年製作の映画)

3.5

トータル46分の半分以上をライブダイジェスト映像で占めているので、希少なドキュメンタリー感は無く、ちょっとしたハロドリ拡大版か?くらいの内容でしたが、リハーサルで17期へ論理的なアドバイスをする野中美>>続きを読む

Enys Men(原題)(2022年製作の映画)

3.2

断崖に咲く花を観察し、土の温度を計り、崖の窪みに石を落とし、帰宅し発電機を動かし、日誌を付ける。調査のため無人島に来ているらしい彼女のルーティンに異変が現れた以降も、何が起きているかさっぱりわからず、>>続きを読む

アビゲイル(2024年製作の映画)

3.8

身代金目当てに誘拐してきた子供がヤバイ奴でした話。シリアスな犯罪ものかと思ったら、コミカルなシーンが多分にあるので楽しく見られる。クライマックスでは、そこタッグ組むんだ!というアツい展開。『レディ・オ>>続きを読む

ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

3.6

今日に至るまでリペアマンそれぞれに人生があり誇りがある。エンドロールでの世代を跨ぐ共演が胸に迫る。

Sundown(原題)(2021年製作の映画)

3.6

中盤まで状況説明なく進み、これ一体どういう話?と思うが、終始のらりくらりとした感情の読めないティム・ロスが印象的。淡々とした話の中で、このタイミングなんだというビックリ死が3回ある。メキシコ怖すぎる。>>続きを読む

V/H/S/94(原題)(2021年製作の映画)

3.7

シリーズ4作目。今回はというか、も、というか、ティモ・ジャヤントが手掛けた『The Subject』が頭抜けて良かった。武器人間meetsハードコアに、容赦ないゴア。シリーズ2作目収録の大傑作『Saf>>続きを読む

Late Night with the Devil(原題)(2023年製作の映画)

4.0

かつて事件が起こった生放送トーク番組のマスターテープが見つかったという体のモキュメンタリー。オカルト懐疑派元マジシャンvsオカルト肯定派心理学者兼作家の構図は、大槻教授vs韮澤潤一郎のTVタックルを思>>続きを読む

When Evil Lurks(英題)(2023年製作の映画)

3.7

事がすべて最悪な方に進んでいき、老若男女みな等しく酷い目に遭う。予兆無き突然のゴアも瞬発力がある。"動物→人→人"の3コンボ見事だった。あと、犬ビックリしたな…。ヘレディタリーの車のアレとタメを張る。>>続きを読む

神探大戦(2022年製作の映画)

4.2

統合失調症で頭キレキレの刑事が主人公という設定が『MAD探偵 7人の容疑者』でしたが、特に続編というわけではないよう。MAD探偵は自分の耳削いだりだいぶ気が狂った映画でしたが、今作でもラウ・チンワンの>>続きを読む

THE FALL(原題)(2019年製作の映画)

3.8

集団の能面のビジュアルだけでも怖いのに、さらに不穏なミニマルな音が恐ろしい。エンドロール中も緊張が途切れない名短編。『アンダー・ザ・スキン』に引き続き、音楽はミカ・レヴィ。公開間近『関心領域』の劇伴め>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

序盤はどこか抜けている鍼医の同僚とのやり取りも相まって笑い所も多いが、ポスターに使われているサンゲリアなシーンを経て、事件の真相判明後以降、スリリングさフルスロットルで何度も訪れる絶体絶命の場面に心臓>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.4

田舎の田んぼを突っ切る一本道の構図や、絶対惨事待ったなしな緊迫感からやっぱりそうなってしまう薪割りのシーンなど笑ったユーモアは少なからずありましたが、次第に"幸せは誰かの犠牲のもとに成り立っている"と>>続きを読む

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.2

人物描写の嫌な感じや、点と点が繋がっていく話がまさに白石晃士印だ!とは思うけど凡作かな…

異人たち(2023年製作の映画)

4.0

大林宣彦監督『異人たちとの夏』のリメイク作。構成はほぼオリジナルに準じているが、主人公の設定に監督自身の経験が投影され、より孤独が際立つようになったその人生に胸が苦しくなる。終始多くは語らない静かな演>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.1

感動しない事も無いが(亡くなった両親に労いの言葉をかけてもらうシーンなんてもう…涙)、演出も編集もずっと変なのでどうにも。

ベッキー、キレる(2023年製作の映画)

3.0

前作の内容完全に忘れたまま見始めたけど、こんなにチープだったかな。主犯の死に様バカすぎる。犬がかわいい。

来る(2018年製作の映画)

2.5

ポップでカラフルでやかましい。音楽の使い方に舌打ちしながら見てた。中島哲也全く合いません。

DAGON(2001年製作の映画)

3.9

湿気とカビ臭さが充満する街で絶体絶命続きの雨の一夜。皮剥ぎ中の職人顔が忘れられない。『インスマスを覆う影』『マウス・オブ・マッドネス』、そして本作と、"インスマウスの影"をベースにした映像作品ハズレ無>>続きを読む

ポライト・ソサエティ(2023年製作の映画)

3.6

画家になる夢を挫折した姉、その姉を慕いながら自身はスタントウーマンを目指している妹、二人の姉妹愛。冴えない友人たちとの友情と仲違い。男性優位・家父長制への反旗を翻すテーマなど真っ当に面白いのにどこか突>>続きを読む

ヘル・レイザー(2022年製作の映画)

2.0

取って付けたように主人公の弟のパートナーを男性にして、ピンヘッドを女性にした所で話に深みが出るわけでもなし全然良くないリメイク。ヒステリックで自分勝手な主人公のアホ女にずっと苛ついていた。ヘルレイザー>>続きを読む

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.3

クトゥルフ物は楽しいね~
テーマ曲がMETALLICAの"Enrer Sandman"を明らかにパクっているのはどういう意図があるんだ…

ヘルレイザー ジャッジメント(2018年製作の映画)

3.8

シリーズ第10作。ゴアも生理的嫌悪感ある描写もなかなか。タイプライターで打った罪状を食べ、吐き、その吐瀉物で罪の重さを量る一連の流れが斬新。ピンヘッドに対抗する天使の姿が普通の人間すぎたのは面食らった>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

退屈さに痺れを切らした頃に爆発的な不条理ギャグを見せられ我に返る事の連続だった。退屈と緩和。特に劇中劇は体感やたら長く感じましたが、トータル3時間通して不要なシーンはあったかというと特に無かったと思う>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.8

知性ゼロの阿鼻叫喚原人大暴動から始まる冒頭からもう最高。ユーモアゴアが犇めき、『スクリーム』『ラストサマー』辺りの雰囲気を感じながら終始ずっと楽しかった。トランポリンのシーンの雑さ笑ったな~。

合図
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