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青春デンデケデケデケのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)
4.0
やっぱり大林の青春モノは面白い。
スタイリッシュとは対極にあるそこはかとないダサさ。
青春はほろ苦いと言うけど思い出すと冷や汗が出る様なことばかりでそれでもあの素晴らしい時代を体験することで年輪となっていく。

まさに団塊の世代が高校生だった頃にロックミュージックが生まれ、1990年代にロックは死んだ。
その頃までの高校生たちはみんなロックの洗礼を受けた。彼らはアメリカではベビーブーマーと呼ばれ日本では団塊の世代と呼ばれ良くも悪くも時代を作っていくことになる。
Blue giant もそうだったが素人が始めたにしてはドラムがうますぎる感はあるが、
音楽にのめり込んでいくあの気持ちが追体験できた。
岸部一徳に敬意を表した「のっぽのサリー」や前田武彦、尾藤功、安田伸などのキャスティングにも日本のポピュラー音楽界に対するリスペクトが感じられた。エンドロールにエド山口や元ビレッジシンガーズの名前を見て尚更感じた。
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