青春デンデケデケデケの作品情報・感想・評価

「青春デンデケデケデケ」に投稿された感想・評価

Chris

Chrisの感想・評価

3.9
シュールで面白かった!

若い浅野忠信と石田ゆり子が出てたー
はっきり言って30年前に作られたさらに20年前の映画なので古臭さが拭えなかった。
けど、男子高校生の青春映画の要素って大体同じなんだけどもそれが懐かしかったり、戻ることのできない憧れだったり…
最高でした!
デートした子とエンディングまでにキスするのかと思ったぞ笑
ジェイ

ジェイの感想・評価

4.2
1968年頃への憧れがいっそう高まる。模倣するだけではダサいんだけれど、その垢抜けないダサさこそがアメリカニズムをオリジナルに手懐けてるということなのだろう。
それにしても若い頃の浅野忠信は男前だな
ウサミ

ウサミの感想・評価

4.2
すでに最初の気の抜けた声のナレーションからハマった。5人の青春の始まりとなるラジオから聞こえてきたデンデケデケデケという音、人生を変えるのは本当はこんな小さな出来事なのかもしれない。言葉遊びを映像化したり、笑ってしまうほどの早いカットの切り替わりが印象的。
ngtd

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3.8
昔の日本のダサさ、ドタバタ、愛おしさ、ごちゃ混ぜの映画。
おもしろいです。
あーや

あーやの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカには「スクール・オブ・ロック」アイルランドには「シングストリート」、そして日本には「青春デンデケデケデケ」があるではないか!しかも舞台は香川県。高松ではなく観音寺です。観音寺でかつて音楽映画が撮られていたとは全く知らないまま映画館で観ました。そしてその週末、高松へ帰省中に父がTSUTAYAでDVDを借りてきたので再び観ました。結構長い作品なのですが、テンポが早くて時折くすくす笑える作品のため時間が経つのをすっかり忘れていました。一言で言えば学園青春音楽映画なのですが、それだけでは済まないのです。なぜなら大林さんの作品だから。
クラシック音楽だけが芸術であるとなんとなく信じていた主人公(竹良くん)が高一の春にラジオから流れてきたベンチャーズのパイプラインに対して性的衝動に似た興奮を感じ、一気にロックへとのめり込んでゆくのですね。そこから物語も会話もスピーディーな展開でぐんぐん自転車を漕ぐように進んでゆく。「ほなけんのぉー」やら「あほげな」やら「ほなのー」やら学生時代に私も日常的に使っていた讃岐弁が懐かしくてたまらなかったです。あ、でも「あんじゃるー」は流石に家族一同わからなかったです。
シケた軽音部(アロハオエって何やねん)の部室でギターの達人、白井くん(忠信)と出会い即バンド結成。そしてご機嫌おちゃらけ坊主の合田くん(とっても良い!♡)にベースを持たせ、奥手で恥ずかしがり屋な岡下くんを女の子にモテるという口実で無理やり引き込み、バンド結成。4人でロックを奏でるため竹良くんと白井くんは夏休みを返上してバイトに勤しみ、念願の楽器ゲット!そこから各々で練習に励み、バンド名も決まった。ついに4人の音を重ねる。私もデンデケデケデケ♪に興奮しちゃったぁー。その後技術士志望の谷口くんと出会い、バイト代だけではアンプを買えなかった竹良くんもやっとアンプを手に入れたのです。ずっと前に家を出たお兄ちゃん(尾美としのり)も実は学生時代にギターを弾いていたことを今更知ったり、5人揃っての徳島キャンプではセッションする以外はくすぐり合うくらいしか楽しみが無いかったり、自分たちの活動をお応援してくれた顧問の突然死(と奇妙な痺れ踊り)に涙したり、初めて人前で演奏したスナックでのライブに違和感を感じたり、夏休みの最後を飾るかわいい女の子とのぎこちない海水浴に恥ずかしくなったり、、その他甘酸っぱくもほろ苦い青春の日々を謳歌するシーンの数々。私は何も経験していないのに記憶の片隅からふわっと蘇ってくるような懐かしさに溢れていますね。不思議だなぁ。そうそう。音楽とは関係ないけれど、お父さんとの釣りのシーンもいいですよね。「魚は1匹も釣れなかったけど、僕にとっては最高の釣りだった」訳が分からないままいきなり父親に無理やり連れ出された釣り。何も釣れなかったが、結果ではない。一緒に過ごした時間というだけでかけがえのない想い出なのですね。
5人は文化祭ライブを大成功で終え、受験へ。寺での修行、練り物屋、魚屋とそれぞれの道を進んでゆくバンドメンバーたち。自分には何も無い。受験勉強をするしか。受験の前日、少し寂しくなってしまって1人で高校生活の思い出を辿る旅に出た竹良くん。竹良くんの思い出の画と久石譲の伸びやかで優しい旋律の組み合わせが目にも耳にも美しい。一人旅を終えて自宅に帰った竹良くんを待っていたのはバンドメンバーたち。彼ら4人で竹良くんを応援し、励ます気持ちで竹良くんを終身バンドリーダーに任命したのです。素敵。田舎で青春を共にした男の子たちの友情って青春の終え方まで素敵なんだからもう。。もちろん竹良くんと一緒に私も号泣。そして受験に向かう竹良くんの横顔からの文化祭ライブでエンディング!
いやぁ、音楽に彩られた青春ですな!!音楽といえばまたしても編集の鬼、大林さんの業がこれでもかとばかりに炸裂していましたねー。中でもベンチャーズとお経と橋幸夫を重ねるシーンなんてねぇ。痺れたっ!さすが大林さん!お見事です。痺れつつ、笑っちゃいました。随所で笑える作品なのですが、最後にはポロッと泣けてしまう。田舎で育った男の子が仲間たちと駆け抜ける青臭い青春を終え、都会へと旅立つ。泣くよね。いいなぁ、こういう青春時代。高松で病んでいた女の私には無かったよ。
DVDには大林さんと芦原さんの対談が収録されていました。都会とは…人の住むべき場所とは…田舎とは…作家たちの未来について…2人でゆったりと語られていました。お二人共落ち着いた口調で言葉に無駄がないから要点を掴みやすいですね。なぜテケテケではなくてデンデケデケデケに変更したのか。芦原さんがデンデケデケデケに込めた想いを知りました。デンデケデケデケ。その音には流行り廃りの軽さは無く、しっかりと耳に残る。忘れられない響き。気骨のある小説家と気骨のある映画作家の対談を聞いてうっとりする私も彼らの言う気骨のある映画ファンなのか?いやいや、お2人のような気骨や信念なんて私は見い出せておりません。現代を生きていく大人として脳をフルに使いつつ、感性を磨いていかねばいかん。訳もわからず精神が疲弊した時には、この青春群像劇に残された穏やかな瀬戸内海を見つめて郷愁に駆られる思いを落ち着かせてもらいましょう。そうしましょう。
ものすごハートにキュンキュンくるカワイイ映画だった! 四国の片田舎に住む高校生、竹良が、ある日ラジオでベンチャーズのパイプラインという曲を聴いて勃起。同級生のメンバーを集めてロックバンドを始める! って話で、かなり王道と言える青春バンドストーリーに、ほのかな恋愛エピソードや先生たちとの関係とかを盛り込みながら進んでいくんやけど、演出や編集の仕方がものすごく変わってて、まったく普通の映画に見えない。一番目立つ特徴が、映像自体の、のんびりした、いなたい、ノスタルジックな色彩とは裏腹に、カメラワークと編集が目まぐるしいこと。ぐるんぐるん動き回ってズームとかしまくる上、カットが細かくわちゃわちゃしてる。最初はちょっと鬱陶しいと思う人もいるかもしれないが、だんだん独特のテンポと賑やかさに慣れてきて、かなり面白い!と思うはずである。ただひとつ思ったのは、カットが細かいのと同様に、ひとつひとつの付随的エピソードも短く細かいのが続くので、全体として尺が長く感じるかなーってこと。けど、その欠点を大いに補ってるのが、もーとにかくサイコーにアホ丸出しのキュートなボーイズ!!! と、彼らの喋る訛りまくった日本語! 訛りすぎてて何言ってるのか分からないシーンもあるが、ストーリーが単純で分かりやすいから、まったく問題にならない。1960年代を生きた田舎の皆様は、こんなにシンプルで素朴な人生を送っていたのか!って思わされる。特に大きな刺激があるわけではないけどそこそこ幸せ、的な。今みたいに刺激はあるが空虚、複雑で疑いと不安ばかり、ってなライフとは正反対。しかも昔の田舎は選択の幅も狭いから、これがしたい!ってのが決めやすい。これもごちゃごちゃしすぎて何すればいいか分かりにくい現代と違う点。この映画見てると、物質的豊かさと精神的豊かさが残念ながら反比例してるよなーと思う。我々もこんくらいシンプルに生きるべきやわ。ワケの分からん空気の読み合いとかやめてな。あ、ただ、私自身ド田舎出身なので、田舎には田舎の問題があるのは重々承知の上で述べておりますよ。最後に、音楽は当然のごとく素晴らしいです。ちょっと一気に演奏うまくなり過ぎやけど笑 まぁ彼らの主観にはそんくらいに聞こえてると解釈しよう。あと、浅野忠信の若き頃がかわゆ過ぎて驚いた! 喋り方あんま変わってない笑 岸部一徳の独特の存在感もいつ見ても良いですねーーー。
Osamu

Osamuの感想・評価

4.2
おもしろい。

香川県の田舎町でロックバンドをやる高校3年間の話。

ストーリーの起承転結はうす味なんだけど、気持ちの表現で物語がおもしろく展開されているように思う。

戻れない「あの頃」の感情を観る人に思い出させるが、「あの頃に戻りたい」ではなく「あの頃と今とを線で結んだ更に先」に思いが向かう。

編集や演出が独特で映画としておもしろい。大林宣彦監督って天才なのか。
otom

otomの感想・評価

4.6
久々の鑑賞。他の大林作品に洩れず今作も素晴らしい。ありとあらゆる映像表現にセピア色の瀬戸内海。青春映画の天才としか言いようがない。傑作。
『シングストリート』で見た80年代英ロックのPVみたいな遊び心。
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