奈月セナ演じるナオミは、悪魔的な魅力を持つ魔性の女。鋭い目つき、雰囲気の切り替わり、本当に魅力的。
そしてナオミは貞操観念がなく自分勝手だがそれが彼女の大きな魅力でもあり、その存在が男女関係における女性のあり方を考えさせる。
モテる女性は世間的に浮気をしても許されがちで、それは不倫した男性芸能人が圧倒的に叩かれる状況を見れば明らか。だからこそ、男性は自分なりの哲学やポリシー、そしてある程度のドライさを持って女性に接しないと、あっという間に振り回されてしまうのかもしれない。そう、ジョージさんのように…。
ただ、奈月セナ演じるナオミ級の美人を前に冷静でいられる男性はおそらく少なく、男女関係における男性の立ち回りの難しさや、自分勝手な女性のずるさが浮き彫りになる。
欲に支配され哲学を見失った男たちに、必ずしも明るい未来は訪れないのかもしれない。
