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Never Take Sweets from a Stranger(原題)
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『Never Take Sweets from a Stranger(原題)』に投稿された感想・評価

題名邦訳「見知らぬ人からお菓子をもらってはいけない」。英ハマープロが放ったタブーに迫る社会派スリラー。児童性的虐待を初めて告発した問題作。撮影は「エレファントマン」(1980)などの巨匠フレディ・フランシス。監督はテレビドラマで活躍したシリル・フランケル。

カナダの小学校校長に就任したピーターは妻サリー、9歳の娘ジーン(ジャニナ・フェイ)と引っ越してきたばかり。ある日ジーンが友達のルシールと森で遊んでいると、見知らぬ老人から“お菓子をあげるから家に遊びに来ないか”と声を掛けられ2人で付いて行った。帰宅後ジーンは両親に「おじいさんの家で裸で踊ってお菓子をもらった」と悪気なく報告、愕然とした両親は警察に届け出る。しかしその老人オールダーベリー氏は町で一番の有力者で、誰も両親の話を信じず逆に町中から敵意を向けられる。両親は法廷での追及を決断し裁判が始まるが、オールダーベリー氏の弁護人は証言台に立ったジーンを威圧的に尋問し、脅えたジーンは泣き出し話せなくなってしまう。。。

現在では多くの告発映画が作られているが、1960年当時は児童性的虐待の問題を映画で取り上げること自体がタブー視され早々に上映が打ち切られた。長く無視され続けてきたが後に再評価が高まった一本。

権力者の性的犯罪を擁護する町ぐるみの隠ぺいを、フレディ・フランシスの素晴らしい撮影でスリリングに描いている。特に終盤、少女二人が森や湖を逃げるシーンが見事。自転車に立ちふさがった老人の直前でピタリと静止するカメラ。おそらく逆回転撮影を用いていると思われるが、恐怖表現として実に秀逸な映像だった。

予想以上にショッキングな結末からは社会的告発の決意が伝わってきた。同時に、タブー視されていた問題を容赦ないプロット(残酷な映像表現はない)で描いた本作が上映打ち切りになったのは、当時の社会通念を鑑みれば必然だったのかもしれない。

ホラー映画でのハマープロは先達のユニバーサルに比べて温めの印象を抱いていたのだが、本スリラーはその先入観を打ち消すものだった。中でもフレディ・フランシス撮影の作品は日本では未公開の秀作が多々ありそうなのでさらに追いかけてみたい。

※本作は舞台劇『The Pony Cart(子供用馬車)』(1954)の映画化。
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