パブリックスクールに通う青年たちの人間模様を描いた話。終始閉塞感ある雰囲気で物語が進むけど、登場人物がみな彫刻みたいに整った顔立ちなので芸術鑑賞している気分になる。
この時代はLGBTQ +という概念がまだ定着していなかったから、ゲイに対する周囲の理解もなくそれが原因で自殺してしまう生徒もいて、観ていて辛かった。
ゲイだとバレたとこで主人公がムチウチの罰をくらうシーンがあるけど、罰を与えたところで主人公の性的指向が変わるわけでも無いのに…と思った。
ただ、コリンファース演じる主人公の親友、ジャドがすごく良いやつ。
彼は主人公の良き理解者だし、彼の存在のおかげで主人公はイギリスの上層階級の閉鎖的社会から抜け出すことが出来たんだと思う。
コリンファースのデビュー作。
若かりし頃のコリンファースもとてもかっこよかった。
